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この曲を書いたのは、今から5年以上前でした。

悲しいニュースが続いていて、私自身も10代の頃に母を亡くしていて、命について歌いたくなりました。
命って燃ゆる炎のようだなって思うんです。自分で吹き消すこともできてしまう儚くたくましい光。

愛想笑いを浮かべる日々があるかもしれない。好きなことじゃなくても毎日働かないといけない。

苦しいことがこの世にはたくさんあります。だけど、人間生きててなんぼです。

私の母が人生をリタイアし煙になって空に溶けた日。

その姿はとても呆気なく、私は生きることの意味を噛み締めました。

誰かの命の炎が無念の上に消えてしまうことがないように。

炎が消えたあとの煙を眺める寂しい気持ちが少しでもなくなるように。

世界を巡る命の輝きを歌いたかった。そして、きっと今も新たな灯火が生まれているとするならば喜びたい。

そんな想いの籠もった大切な曲を江戸川企画の面々が持て余す才を注いでくださり、素敵なアレンジに仕上がりました。

言葉だけでなく音楽で包んでくれる彼らの想いも一緒に受け取っていただければ幸いです。
こんな時代だからこそ、世の中に聞いてほしい音楽です。

音楽ではお腹は満たせないかもしれません。特殊なウィルスをやっつけることもできないかもしれない。

だけど、少しでも心が震えたら、軽くなったら、明日が少し楽しみになったら

そう思って私は、我々は今日も音楽を届けます。ただ、それだけです。

聞いてみてください。

江戸川企画

​柳野ダイスケ

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